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健康豆知識


ゴボウ、鰹(カツオ)

ヨモギ

 
ゴボウ
~日本料理の傑作~




 昔から「春の料理には、苦みを盛れ」と言われています。「苦味」というのは山菜や木の芽のことで、冬の間におとろえた生命力に活力を補給するために必要なビタミンCやカロチンをとれ、と言う意味です。
  春のキンピラ、煮しめ、天ぷら、けんちん汁、みそ漬け、柳川鍋と言えば、ゴボウであり、日本独自の調理法で、親しまれています。 野菜として日常的に食用しているのは、日本人だけです。   縄文時代の遺跡からその種子が出土しており、日本人とゴボウのつきあいは何千年もの歴史があります。菊科の一年草または二年草で原産地は不明で、古く中国から我が国に渡来し、根野菜として栽培され、多肉の根を食用とし、細長い滝野川、太くて短い堀川・大浦など、多くの品種があります。 果実は生薬の悪実(あくじつ)として腫物の治療に用います。  今では、香りと独特の歯ざわりで和風料理の素材としては不可欠の野菜として、すっかりお馴染みの食品.ゴボウにはセルロースやヘミセルロース、リグニンなど水に解けないセンイ質が豊富に含まれていて、通じを整えて便秘を防ぐ働きをしています。  特に、リグニンには、抗菌作用があり、ガンの発生を防ぐこともわかってきました。 また、センイ質にはコレステロールや脂肪,その他の有害物質なども体外に排出するので、成人病の予防にも役立ちます。 カルシューム、カリュウム、亜鉛も成分として、骨を丈夫にして、イライラを防いだり、心臓を丈夫にして、血圧を安定させ、味覚を正常にして強制効果もあげます。  さあ、新学期、就職シーズン、ゴボウのパワーで人生をゴボウ抜きしましょう。


出雲フードコーディネート協会  会員 佐方 あき歩

 

 



  
鰹 -カツオ-
   ~春に欠かせぬ健康食~



 「目に青葉 山不如帰 初鰹」の句でおなじみのカツオの旬は、通例初夏とされています
が、カツオはサバ科の典型的な回遊魚で、3月より九州西岸より黒潮にのって太平洋を北上し、5~6月に本州沖、8~9月に北海道南部沖まで達し、10~11月に同じコースを逆戻りしているのです。従って九州~四国地方での旬は4月となります。愛媛県の西南端に位置する深堀港のカツオは特に有名で愛媛・高知の主要な産地として多いに貢献しています。  

 生魚特有の良質のたんぱく質やビタミン群、カルシウムをたっぷり含み、春には欠かせない健康食の一つとなっています。特に背身と腹身の間にある血合いの部分には、消化器障害や皮膚炎の予防に役立つビタミンB2や貧血の予防には欠かせない鉄分やビタミンB12を多量に含んでいます。血合いは食べにくいと捨てる人が多いのですが、カツオは食べやすい魚の一種なのでぜひ召し上がっていただきたいと思います。

 また、カツオはネギやショウガ、にんにくなど香辛野菜とよくあいますので、一緒に食べて栄養の相乗効果を発揮したいものです。   刺身、たたき、干して鰹節やなまり節食べるのが通例になっていますが、内臓を塩漬けして作った「酒盗」は酒の肴としても珍重されています。また、腹の砂ズリの部分だけ三角形に切り取り塩焼きしたものをハランボといって高知では土佐料理の一つになっていますが、脂がのり大変おいしい料理なので愛媛の皆様にも是非味わっていただきたく思います。


出雲フードコーディネート協会   会員  脇 稔明